のぞみのバセドウ病記録

しがない会社員のバセドウ病治療の記録です。

第8回 手術にあたり

平日の全日を通院に費やした週を経て、手術をする決意を固めました。

この手術で、甲状腺を全摘出します。全身麻酔で数時間の手術になります。
昔は一部のみ残すこともあったようですが、再発のリスクが高いため、現在ではバセドウ病の場合基本的に全摘をするのだそうです。

バセドウ病甲状腺ホルモンを作り過ぎて(作らされすぎて)出し過ぎる病気なのですが、全摘してしまえば、一切の甲状腺ホルモンが作られなくなります。そうすればバセドウ病の再発は起きようがない、という理屈です。

ただ、甲状腺ホルモンがなくなってしまうと、今度は反対に甲状腺機能低下症となり、手術後からは一生こちらと向き合う事になります。

この症状への対処は、不足する分の甲状腺ホルモンを補う薬で行います。この薬は添加物がとても少なくアレルギーの出にくいものなので、抗甲状腺薬に比べてもとても安全性は高いそうです。

甲状腺は首の前面側、喉仏の下あたりにあるため、そのあたりを横に切開し、取り出すという手術になると聞いています。

罪もない(?)自分の体の一部を失うことや、隠しづらい位置に大きめのキズができることには躊躇いや迷いが、正直今でもまだあるのですが、これも数週間前の自分が悩んだ末に決めた事です。
もう決めてしまった以上何もできることはないので、医師や周りの医療スタッフの方、あとは自分の体力と運にも任せたいと思います。